
2026.02.02
毎日忙しい建築の現場で、「もっと早く、もっと強く、もっと安心できる施工はできないか?」と、お悩みではありませんか?
ビス選びひとつで、工期が短縮し、建物の耐震性や耐久性、さらには美観までをも劇的に向上させることが可能です。
このブログでは、プロの皆様が現場で直面する具体的な課題を解決するためのビスを、シネジックの豊富なラインナップの中から厳選して解説いたします。「こんなときには、このビス!」という最適な答えを見つけ、あなたの現場の課題解決にお役立てください。
【第1回】では、建物の基礎的な性能を支えるビスを中心にご紹介しました。今回は、さらに一歩踏み込んだ応用的な施工シーンにフォーカスします。
「多様化する建物をどう接合するか?」「住宅施工をどこまで合理化できるか?」「細部や屋外の意匠をいかに美しく仕上げるか?」といった、現場のプロが直面する難易度の高い課題を解決する厳選したラインナップをご紹介します。
今回も、あなたの現場をより強く、美しく、効率的に変えるヒントとしてお役立てください。
✅ この記事で解決できるお悩み
・専用金物の取り付けの手間を省いてスマートに接合したい
・中大規模木造やCLT材を確実に緊結したい
・DIYや造作を木割れなしで美しく仕上げたい
・木材と鋼板/鉄骨等のハイブリッド接合を簡単に接合したい
中大規模の木造建築が増加するなか、構造的な「強さ」と「工事のしやすさ(施工性)」を両立できるビス選びが、かつてないほど重要になっています。
シネジックのパネリードXとパネリードSは、最新の巨大建築から一般住宅まで、あらゆる接合部をしっかりと固定してきました。


上:パネリードX、下:パネリードS
この2つのビスは、特に注目を集めている中大規模木造建築やCLT材の接合に最適な製品です。実際に、Expo2025大阪・関西万博のシンボルである大屋根リングでは、来場者が歩くことのできる最上部の歩道(スカイウォーク)の床にCLT材が採用されており、大屋根リングの様々な接合部にパネリードXとパネリードSが使用されました!
シネジック製品が社会を、そして未来を創造する支えのひとつとなっていることを感じられた貴重な採用事例のひとつです。
それでは、現場の目的や用途に合わせてそれぞれの製品の強みを活かした使い分けのポイントを見ていきましょう。
「全ねじのパネリードX」:高い引抜力が特徴で、巨大な木材同士の接合など中大規模木造建築の「ここぞ」という主要な構造部の接合に最適です。斜めに打ち込んでも高い強度を発揮し、CLTを含む様々な構造材に対応します。さらには割裂の防止・補強としても使用いただける製品です。
「半ねじのパネリードS」: 高い引寄力が特徴で、半ねじ構造により木材と木材をピタッと隙間なく強力に引き寄せて一体化させます。この「引寄力」で、接合部の強度を飛躍的に高めることができます。
非住宅用と思われがちなパネリードXとパネリードSですが、実は一般住宅の複雑な接合部でこそ、その真価を発揮します。作業時間を劇的に短縮できるので、職人さんは必見の内容です!
「金物いらずの多機能補強」:パネリードXを使用すれば、手間のかかる梁などの横架材の接合(仕口接合)がラクになるのはもちろんのこと、羽子板ボルトといった専用金物も要りません!複雑な金物工法の作業を大幅に簡略化し、住宅の施工効率を劇的に向上させます!

左:横架材接合(木口打ち)、右:横架材接合(仕口打ち)
「確実な引寄力」: パネリードSの住宅での応用例として、その優れた引き寄せ性能を活かした「重ね梁」の接合が挙げられます。これは、リフォーム時の梁補強や、使い道が限られがちな小さなサイズの地場産材の有効活用にもおすすめです。強度と効率を両立した安心感のある住まいづくりをサポートします。
DIYや内装の造作において、最も重視されるのが仕上がりの美しさです。

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上:トライリード、中:トライリードステンレス、下:デッキワン
シネジックのトライリードとデッキワンは、仕上がりの美しさと優れた施工性を両立するために開発されました。
【美しい仕上がりと屋外での施工に対応する機能】
トライリードとデッキワンは、仕上がりの美しさを求める現場のニーズに応える製品です。
「トライリード」: 従来の一般的なスリムビスと比較して、さらに小さな頭と細い軸が特徴です。これにより、ビス穴が目立たず、高い美観を維持できます。
MDFやパーティクルボードなどの木質ボードや細い木材でも、バリやササクレを出すことなく、非常に綺麗に施工できる点も特長です。さらに、特殊な先端加工により木割れの心配はありません!
また、優れた耐食性を持つステンレスタイプが新たにラインナップされました。木製外壁や木塀、軒天材など耐食性が求められる箇所の接合にも安心してお使いいただけます。

造作施工イメージ(トライリード)
「デッキワン」: デッキワンはウッドデッキの施工に特化したステンレス製のビスです 。特殊な刃先を採用し、堅いデッキ材にも下穴なしで一発施工が可能で、現場の作業手間を削減します。
また、施工時のバリを抑える設計で、綺麗な仕上がりを実現します。
近年、鉄骨造建築に木材を組み合わせる形式のハイブリッド構造が、高い強度と自由な空間設計を可能にすることで注目されています。従来このような異素材接合は難しいものとされてきました。
このような課題を解決するために開発された製品、パネリード鋼とテムステルをご紹介します。

上:パネリード鋼、下:テムステル
「パネリード鋼」: 木材への鋼板や金物接合用の木材へ鋼板や金物を接合する製品です。独自のネジ形状と先端加工で、木材に面倒な下穴を開ける手間が省けるため、鋼板との接合がよりスムーズになります。
「テムステル」: 鉄骨へ木材を留め付けるためのシネジックの新商品です。木材、鉄骨、ともに下穴不要で一発で固定できます!
鉄骨と垂木の接合や、鉄骨梁への木製床の取付等を考えている方は、ぜひ新商品テムステルをお試しください。

左:梁-ブレースの接合(パネリード鋼)、右:H鋼-CLT床接合(テムステル)
いかがでしたでしょうか?
今回は、建物の可能性を広げる「大規模・住宅の接合の合理化」「細部や屋外の美装仕上げ」「異素材接合」という3つの視点から、プロに選ばれるビスをご紹介しました。
建物の規模や材料が多様化する現代の建築において、最適なビスを選ぶことは、現場の負担軽減だけでなく、設計の自由度を広げることにもつながります。
今後も、現場のニーズに応える製品情報を定期的にお届けしていく予定です。専門的な施工シーンに対応する最新ラインナップにもぜひご注目ください。
ぜひ、皆さまの現場の「困った」を解決する一本を、弊社のウェブサイトで探してみてください。私たちは、ビスを通して、日本の木造建築の「新しく、つなぐを、創る」お手伝いをいたします。